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【中国】決済システムと連携した無人コンビニを試してみた【深セン】

中国のシリコンバレーと呼ばれる場所に遊びに行ってきた

あれもこれも全てがキャッシュレスで凄いという噂を聞いたので深センに遊びに行ってきた。結論、WechatPayかAlipayを持っていないと生存することすら難しい土地で笑った。

香港から電車を使って陸路で入国。着いた瞬間からタクシーで現金使えないって言われて詰んだって思った。現金使えるタクシー探したら、相場の3倍くらいの価格でぼってこようとして笑う。

WechatPayを持っていた大学生のおかげで無事にホテル到着。とりあえず現金あればなんとかなるでしょって精神で海外旅行してきたけど、はじめて現金使えない国にきてしぬほど焦った。

アプリでタクシーを呼び出して電気街に移動

アプリでタクシーを呼び出して深セン最大の電気街へ移動。タクシーの支払いも完全にWeChatPayとAlipayに対応している。むしろ現金使いたいって言ったら鼻で笑われる。これがアジアのシリコンバレーか。ここでも大学生のお財布に頼る。

WechatとAlipayは絶対に導入されている

深センでも有名な電気街に到着。セグウェイみたいなので普通のサラリーマンのおじさんがビュンビュン歩道を走ったり、ドローンが空をビュンビュン飛んでたり、すごい。

深センで一番有名な電気街の入り口

秋葉原の電気街にあるビルを20倍ぐらいにした巨大なビルに到着。地下から10階まで全フロアが家電製品になっていて物凄い広い。

全部、電化製品
それぞれのブースでボルトとコンデンサとかも売っている

ドローンからコンデンサまでありとあらゆる電気にまつわる製品が売っていてなかなかにカオスだった。ちなみにドローンはDJIの偽物のやつとかで安いもので1000円くらいで買えそう。最高。

Huweiのフラッグシップショップ等があって色んな電化製品を販売している。Appleみたいな隙間のないピタっとしたパッケージでシェーバーや電気ポット等の普通の家電を売ってた。単純に開けづらそう。

パッケージデザインはAppleリスペクト

無人コンビニでモノを買ってみてる

電気街の周辺にいくつか無人コンビニスポットがあって、そのうちのひとつに行ってみる。

ポテトチップスやら冷凍食品やら飲み物やらいろいろいろある

とりあえず無人コンビニに移動してドリンクを購入してみる。相変わらず僕のお財布は機能しないので大学生のお財布に頼ることにしてついでに実況もしてもらった。

基本的に購入までのフローはこんな感じ

  • 1. 自販機についているQRコードを専用アプリで読み取る
  • 2. 自販機のドアを開ける(ここでドアを開けた記録がつくぽい)
  • 3. 任意の商品を取る
  • 4. 自販機のドアを閉める(ここでドアを閉めた記録がつくぽい)
  • 5. アプリから自動的にAlipay経由でお金が引き落とされる

仕組みとしては各商品に電子タグ(TSUTAYAでCDとか借りるときにケースについてる銀色のテープみたいなやつ)が貼り付けられていて、それを認証しているっぽい。

ってことはドアあけっぱなしにしてこの電子タグをとって商品抜いたら、盗めちゃうんじゃないの?って思ったんだけど、店内に入った時に履歴がつくのと監視カメラでがっつりウォッチされているようで無理だなって思った。ちなみに盗みがバレるとAlipayの信用情報に傷がついて、決済使えなくなるっていうから怖すぎ。

決済システム普及後の評価社会

決済システムが普及したあとは評価スコアによって日本では”お客様”とタカをくくっていたユーザーが、普通に店から評価されて”クレーマー”と認識されるようになるんだろうけど、そしたらみんなビクビクしながら買い物するようになるのかな。

少なくともAlipayを使うお店や人々は良識をもって購買行動をしていたし、観光客からお金をぼったくろうとするタクシーほどAlipayじゃなくて現金で良いよ!みたいなこと言っていたから、ある意味、うまく機能しているんじゃないかなとは思った。

ズルしようとする人がズルできなくなる社会は自分としては生きやすいし普通に嬉しいけども、他の人にとってはどうなんだろなって思った。