こんにちは。駐在期間中を利用してミャンマーを旅行しまくっているクラタです。ミャンマーのワイナリーに行ってきました。
全然イメージもてないけどミャンマーってワインの産地なの?そのワイン美味しいの?どこで飲めるの?
みたいな疑問に答えるような記事になっています。
実際にミャンマー国内のワイナリーに訪問して、複数種類のワインを試飲してきました。広大なワイン畑と夕日を眺めながら飲むワインが美味すぎて爆酔しました。
ちなみに日本からだと販売店が少ないのもあって購入が難しいので、ミャンマーに訪問して量販店で購入するか、ワイナリーの直売場で購入するかの2択です。
ミャンマー産ワインとは?
実はミャンマーでもワインが生産されているのは実際に来てみるとわかる意外な事実のひとつだったりします。ワインの原料となるブドウの適した生息環境には下記の3種類の要素が必要だと言われています。
- ・降水量が少ないこと
- ・日照時間が長いこと
- ・1日の寒暖差が激しいこと
実はこの要素を満たしているのがミャンマーと中国との国境付近の高山地帯なんです。
ミャンマーでワインが製造されている場所
ミャンマーの国土は縦に長く上方部と下方部ではそれぞれ気候も土壌も全くと言っていいほど異なります。旧首都であるヤンゴンがある南部は海に面しているのもあり、港とそれを取り巻く工業地帯になっています。逆に北部は山に面していて豊かな自然とともに、隣接するいくつかの国と国境を接しています。
ミャンマーのシャン地方が主な産地
ミャンマーの大半の国土は乾燥して水分が少ないような印象を受けますが、それは中央部の一部のみです。実はかなり自然が豊かな国で北部は、特に緑が濃いエリアになります。シャン地方と呼ばれるミャンマーの北部で中国との国境付近になっています。高地になっており、水捌けの良い土壌かつ涼しい気候です。そのためワインの原料となるブドウを生産が活発に行われています。
ミャンマー産ワインの種類
複数種類のワインを楽しめる
赤・白・デザートワイン・スパークリングワインと複数種類のワインがミャンマーでは製造されています。特におすすめは白ワインで軽い口当たりで飲みやすく、価格帯でもそこまで高くなく気軽に購入することができるかと思います。
ミャンマーではAythaya Wineが有名
孔雀のマークがついたAythayaワインが比較的に有名でミャンマーのヤンゴン市内のスーパーマーケット等でも売られていてお土産にも好評です。こちらの生産拠点であるAythaya Vineyardはミャンマーではじめてワイナリーとして開業した場所として有名です。自分がいったときも多くの観光客で賑わっていました。
ワイナリーは山奥の超広大な敷地に数千本のワインが立ち並ぶ光景が絶景
ワイナリーのあるシャン地方を訪れるとかなり山の斜面に沿うようにワイン畑が広がっており、ワインの樹が数千本と立ち並ぶ景色は絶景です。特に乾季は山間からのぞく夕日が綺麗に見えるらしく、多くの人が夕方にワイナリーを訪れるそうです。
ミャンマーで初めて開業したワイナリー「Aythaya Vineyard」
ミャンマーで初めてワイナリーを開業したと言われている「Aythaya Vineyard」さんでは、貯蔵所の見学、ワイン畑の見学、製造されているワインを実際に試飲することができます。ワイナリーの中にレストランがあり、そのレストランでワインを試飲することができます。
Aythaya Vineyardがある場所
Aythaya Vineyardはヘホ空港から車で1時間ほど走らせた場所にAythaya Vineyardはあります。ニャウンシェという街を超えたところにあるインレー湖に観光にいくついでに寄ると効率てきかと思います。ちなみに、こちらのAythaya Vineyardからインレー湖まではさらに1時間半ほどかかります。
ワイナリーに行く手段はタクシーとツアーの2種類
Aythaya Vineyardへタクシーで行く方法
Aythaya Vineyardへ行くにはヘホ空港からタクシーをチャーターして向かうのが一番安価で済む方法です。ただし、ヘホ空港は郊外にあるローカル空港なので周囲に市街地はなくタクシーが走っていません。そのため、事前にタクシーを手配する必要があります。基本的に宿泊するホテルに連絡を取り、ホテルスタッフ経由で車両を手配するのが一番効率的です。
Aythaya Vineyardへツアーで行く方法
海外のオプショナルツアーを予約できるベルトラ のツアーを申し込むことで、ガイド付きのワイナリー見学をすることもできます。ただし自力で手配するよりも少し高くなってしまうので要注意です。
ワイナリーの営業時間に注意しよう
Aythaya Vineyardのワイナリーを見学するには平日の営業時間内9:00-18:00の間に訪れる必要があります。休日に訪れると営業時間外となってしまうため、貯蔵所の中を見学することができます。ただし、休日でもワイン畑の見学とレストランでの食事、ワインの試飲はできるので、それでも大丈夫な方は休日に訪れても良いかと思います。レストラン自体は22:00まで開店していますが、複数種類のワインを飲み比べできるワインの試飲は8:00-18:00までになっているので注意してください。
レセプションで受付をしよう
ワイナリーに到着したらまずは入り口付近にあるレセプションで受付をしましょう。シャン地方の民族衣装を着たお姉さんが優しく案内してくれます。ワインの貯蔵所を見学したい場合はこちらで申し込みをする必要があります。ワイン畑の見学はこちらで一声かければ自由に見学が可能です。レセブション横にレストランの入り口があるので、ワインの試飲を希望する場合はレストランに直接向かいましょう。
ワイナリー畑を見学しよう
山の斜面に沿うようにAythaya Vineyardが所有する広大なワイン畑が広がっています。数千本のワインの樹が広がる光景はかなり絶景なので、ぜひみに行ってみてください。
レセプションで一声かければ実際にワイン畑の中に入ることもできます。雨が降った後などでは厳しいかもしれないですが、晴れた日であれば普段の靴でも歩くことができるかなと思います。訪れた際はすでに収穫期が終わっていたため、ブドウ自体は実ってはいなかったのが残念でした。。
ワイン畑の先に1本だけ大きな樹が立っていてその光景がCMみたいで印象的でした。
ワイナリーのレストランで試飲してみよう
ワイナリーに併設されているレストランで食事とワインの試飲をすることができます。レストランではワイン畑を眺めながら食事を摂ることができます。
併設されている人工湖の真ん中にテラス席があり、そこでも食事をすることが可能です。夕方になるとワイン畑に沈んでいく夕陽がみれるのですが、このテラス席からみると様子をかなり綺麗に見ることができました。
ワインの試飲は4種類の異なるワインを3000Kyat (XXX円)で頼むことができます。実際にのんでみたワインの種類が下記になります。
Aythaya White Wine Sauvignon Blanc
Aythaya Vineyardで製造している通常の白ワインになります。味としては軽い口あたりですが少し土っぽい香りがしていた気がしました。食事用として味の濃い海鮮料理と合わせると美味しいだろうなと思いました。
Aythaya White Wine Souvignon Blanc (Late Harvers)
こちらは前述のワインよりも収穫時期を1~3ヶ月遅らせて収穫したものでよりブドウの甘みを感じるワインになります。より口当たりも軽くなっており、4種のワインの中では個人的に一番好きな味でした。
Aythaya Rose Wine Shiraz and Muscat Cuvee
通常のブドウにマスカットを合わせたローズワインになります。白ワインよりも口当たりは重くなりますが、ブドウの味わいがより強く感じられるワインです。
Aytahaya Red Wine Shiraz and Domfelder Cuvee
Aythaya Vineyardで製造している通常の赤ワインになります。味としては結構重ためな口当たりで土っぽい香りがするワインです。お肉料理とめちゃくちゃ合うのでおすすめです。
注文するとボトルを4本もってきてくれて、専用の試飲グラスにそれぞれ注いでくれます。ちなみに画像の左から順にAytahaya Red Wine Shiraz and Domfelder Cuvee, Aythaya White Wine Sauvignon Blanc, Aythaya White Wine Souvignon Blanc (Late Harvers), Aythaya Rose Wine Shiraz and Muscat Cuveeです。こちら並べて写真をとったらそそくさとボトルはもってかれてしまうので、早めに撮影しましょう笑
注いだあとはこんな感じに並べてくれて、それぞれ飲み比べをすることができます。度数が結構強いので4杯分のみきるだけでも結構酔うので要注意です。
試飲したあとは美味しかった赤ワインをグラスで注文して遅めのランチを食べました。ミャンマーの牛肉って基本的にあまり美味しくないのですが、ここは普通に美味しかったです(聞いたら輸入牛だって言われました)。
ミャンマーのワインは基本的にワイン単体でうまいっていうよりは、ご飯とあわせると美味しくなる気がしていて、特に赤はお肉との相性が抜群なので是非試してみて欲しいです。本当に美味しい。
ちなみに一緒に行った友人と盛り上がって二人でボトル2本開けました。二人で爆酔いしたのもいい思い出。
ワインを実際に購入してみよう
さきほど入場した受付でワインを直接購入することもできます。大体どのボトルも10,000Kyatで購入することができるのでお土産に購入すると良いかなと思います。ただし飛行機の機内手荷物にはいれられないので、受託手荷物にはいる2本までで購入しましょう。
日本でミャンマーワインはほぼほぼ購入できない
日本ではミャンマーワインの認知度が低すぎてどこの問屋さんも輸入しておらず購入が難しいのが現状です。そのため、もしご希望の場合はミャンマーに直接訪れて購入するしか方法はありませんので、ご注意ください。少なくとも自分は日本では見つかりませんでした。
ミャンマーでワインを飲もう!
ミャンマーで観光というとほぼほぼパゴタ(寺院)巡りに終始するのですが、変わり種としてワイナリー見学はおすすめです。ミャンマーでワイン畑を眺めながらワインを飲めるのはここだけなので是非訪れてみてくださいね。